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背負うもの、捨てるもの

この夏ぐらいから。。。いえ、もっと前からかな、
私の生活からほとんど消えたものがあります。
それが何かというと、テレビを見ること。
それまでは、朝と夜のニュースぐらいは毎日見ていたのに、
それすらも見ること無く、今や週に一度見るか見ないかになりました。

当たり前のものが当たり前ではなくなっていくこと。

そう、テレビって本来は生活に当たり前にあるもの。
意識なんてしてなくてもテレビは一般家庭に普及し、いつのまにか生活に溶け込んでいったもの。

そして、そうやっていつの間にか、気づかないうちにどんどん生活の中に入っていったものがあることに、ふと、自分の意思とは関係ないところで、様々なことが生活の一部になっていったこと気づかされます。

パソコンだってインターネットだって、携帯だって。。。あらゆる便利さだって。
そして同じように私たちはいつの間にか、膨大な電力を使わざる得なくなっていったのだということにも気づかされる。

そして、昨夜六ヶ所村再処理場完成が一年の延期が決まったことを知り、
いつの間にか生活を支えていたであろう原子力発電のことを思いました。

私はもともと原発は反対です。
昨年の事故からではなく、もっと前から反対と思っていました。
原発への意識が変わってから、それまで無意識に使っていた電力への意識が変わりました。
勉強し心改め、あらゆる試行錯誤をし、月額の電気料金を半額近くまでシフトチェンジしました。
無駄って、気づかないんですよね。ちゃんと向き合わないと。

ですが、原発の話を友人知人と話をすると、たいてい討論になります。。。
そんなに簡単なものじゃないと。

確かにこうやってパソコンに向かって電力を当たり前のように消費していると、
簡単に原発反対なんて言ってはダメだということにも気づかされます。

反対するからには、背負う負担があることをもっと認識しなくては。
そして現実原発が住んでいるところにあるのと、
その恩恵を無意識にうちに使用しているのと、
まったく意識と生活への関わり方は違うと思います。

だからこそ何をすべきで、何を排除して、何を示せばいいのだろうか。
ちゃんと今に向き合って生きていたい。


そして、ときに自然の中に身をゆだねると、ふと気づかされます。
ずいぶんと余計なものを背負って生きてきてしまったなぁと。
自然は何も要求してこないのに。。。
なのに、すごくたくさんのことを気づかさせてくれます。

同じように、旅するとよく思います。
大きくても登山リュックほどの荷物で国内外を旅すると、
たったこれだけの荷物でも生活できることに気づき、
それだけなのに、自分が笑っていることにも気づくんです。
すごくすごくちょっとしたことに、感動したり、感謝したり、笑顔になったりしている自分に気づくんです。
よく箸がころがっても笑うでしょって、高校生ぐらいの子達に話すと思うのですが、
私っていまだに笑いのつぼが低すぎるようです。


思いも行動も。。。「シンプルに」。

大好きな言葉です。


背負うもの、捨てるもの_f0003709_9251827.jpg


写真は日月曜日と急遽参加した 「いのちの祭り」 です。
残念ながら滞在した二日間は天気がよくなくて、会場はかなり静かだったのですが、
友人とアウトドアチェアーに座り、霊峰富士の麓で自然の中で語らえた時間が何よりも楽しい時間でした。もちろんほんっとに久しぶりに踊れたのもよかった☆
# by cafestyle19 | 2012-09-19 09:39 | 日々のあわ

この旅の登山靴について



今日はふと、昨日アップした記事の足下から、
この旅で履いていた登山靴について書いてみます。

この旅ではなく、この旅より3年ぐらい前に歩いたときは、ちゃんとしたハイカットの登山靴で山を歩いたのですが、この旅に関してはトレイルラン用に近い、とっても軽い靴を履いていました。
なぜかというと、一番は乾きがいいことを狙いました。NZは雨に降られることが多いので、雨に降られても天気の回復によって歩いているうちに乾いてくれる靴がいいという思いでの決断でした。それと、場所によってはリバークロッシングの箇所もあるので、そうなったらもう、ずぶ濡れになってしまいます。だからこそ、乾きのよい靴と身軽に動ける靴は何がいいかなと考えたら、これしかないという感じでトレイルラン用になりました。

スライドショーは、登山靴の画像を探していて、選んだCDROMがネルソン・レイクス国立公園のものだったので、ついでにと思い、ほかの画像もアップしてみました。

宜しければ一緒にお楽しみください。
※BGM入っています。画像のズレが出てしまいました。画像をクリックするとフルスクリーンで見られるので、気になる方は試してみてください☆
# by cafestyle19 | 2012-09-15 17:04 | NZ旅の空の下で

あぁ悲しき

なぜか先ほどアップした記事がきえてしまいました。。。

あぁ悲しき_f0003709_17392853.jpg


ふぅ、こういうのこそ、ズンと落ち込みます。
が、こういうときもあると流すしかないんですよね。
きついときは、空を見上げて時間が経つのを待つんです。
そっとそっと。。。

さて、先ほどもアップしたのですが、この写真は三日前に江ノ島水族館に行った時のものです。
なぜかクラゲを見ていたら、あなたたちも大切な地球にいなくてはならない存在なんだよねと、ふと思いたち撮影したものです。

私たちが生きている地球は、きっとまだまだ解明されていないくこともあることでしょうが、それらすらも感じずに生きる日々を暮らしているのが大半ではないでしょうか。

それでも存在している限り、きっとなにかしら協調しあって存在をしていると思いたいのです。

完璧な世界なんてないし、
完璧な人間もいない。

ダメな部分もあって、人間だものね。

あぁ、さっきの文章とかなり違うけど、今日はこの辺で。
# by cafestyle19 | 2012-09-14 17:36 | 日々のあわ

朝露

最近というか、昨年からニュージーランドのことを綴ることが少なくなってしまっていました。ほんとうにごめんさない。

ということで今夜はNZの山を歩いてこそ実感する朝露についてです。
なんで急にこんなことを思いついたかというと、最近また朝ウォーキング&ランをしているのですが、たまたま今朝走り抜けたグランドで靴が朝露にぬれたことから思い出しました。

思い返すと、ニュージーランドの歩きでは、必ず朝は靴や足下が濡れていました。
NZはとても乾燥している国なんですが、朝だけはしっかりと草花たちは、朝露でびっしょりです。
なので、朝から草原を抜けてあるくトラック(日本でいう登山道)では、
間違いなく足下がびっしょりになりました。

毎回歩くたびに、泥除けスパッツを買おうかどうしようかと考えるんですが、
結局のところ未だに持っていません。
なぜこの装備を頑に買わないのかが自分でもわからないのですが、
持っていないんですよね 笑

だから、いつも朝は足下ビショビショでした。
でも歩いているうちに乾くから、心の底から私は必要性を感じなかったのかもしれません。

そしてもう一つ、ずっと買おうか買うまいかを悩んでいるものがあります。
それは、登山ストックです。これも未だに買わずで山にあがっています。

本当に必要だと思ったら、山の中で太い枝を探しだし、
自分なりにその場で加工して、山歩きの補助に使っていました。
ストックは何よりも下山時に役にたちますよね。
NZは場所によっては、特に南島の南の方のトラックは湿気の多い山ばかりなので、
泥の箇所もかなりあります。なのでよく滑り止め防止にも、枝のストックを作って使っていました。


あぁ、もう夜も遅いので今夜はこの辺で。
朝露_f0003709_1493347.jpg


写真は、今年の富士山の朝焼けです。
ときとして、素晴らしい朝焼けを見せてくれました。
私は日の出の瞬間よりも、真っ暗から空がしらじらと明るくなっていく、
朝焼けの時間がとっても好きです。
# by cafestyle19 | 2012-09-14 01:53 | NZ旅の空の下で

旅すること、出会うこと

今日は久しぶりに30年来の友達との再会をしに江ノ島へ。
そして夕方には地元に戻りもう一人と再会。。。3人で会うなんて何年ぶりだろうか。
バラバラに会うときがあっても三人となると軽く5年は経ってるから。
バラバラでも1年に一回会えばいい方で、それでも30年続いてる。

つい先日この久しぶりの再会をするために連絡を取り合ったときに、
言われたことばが面白くて。

もし、私が生涯一人で生きたとしても 「大丈夫だよ、私が看取ってあげるから」と。
もしおばあちゃんになってお互い一人だったら 「一緒に住めばいいじゃん」と。
「何も心配いらんよ。うちらの方が長生きするからさ〜 笑 」だって。
と話す友人には大好きな旦那さまがしっかりいます 笑w

ほ〜友達ってすごいな〜っと、
身内でもなく、何気ないことばでこんなこと言ってくれるんだなぁと。

なぜにして、私たちは続いているんだろうかと不思議です。
絶交や大げんかをしても、片方とは同じ高校に進み、
クラスは違えどもなんとなく続いてきた関係。
お互いにべったりと一緒にいるような仲間でもなかったんだけど、
小学校高学年のときですでにクラスはバラバラで、
普段遊ぶような友達ではなくなっていたのに。

夕方から合流する友人は現在重い腎臓病で週に3度も透析を受けてる。
今日だって、約束してたんだけど体調が思わしくなくて江ノ島再会が厳しいから、
二人で遊んたあとに地元で会おうってなって。

二人とも強いよ。。。


私は旅をとおしてもたくさんの出会いに助けられてきました。
いつも一人旅が大半を占めている私の旅路ですが、
決していいことばかりではないのですが、
たくさんの気持ちをいただいて旅を続けています。

そして、だからこそ伝え続けている言葉があります。

もしかしたら今日(今回は)はささいな出会いかもしれないけど、
もし・・・何年経っても何十年経っても、
ふと私のことを思い出したら、遠慮なく連絡ください。。。と。
この気持ちは、外国の方にも伝えています。
もし日本に来ることがあったなら気兼ねなく連絡くださいと。

会わなかった年月なんて関係ないのです。
会いたいって思ってくれたなら、その気持ちを喜んでお受けいたします。

大人になればなるほど、
余分な想いが積もってくるけれど、
ものごとはシンプルにとらえ続けたい。

もし、今こうして読んでいるあなたが、どこかで私と出会っていたならば、
いつでも何年経っても連絡お待ちしています。
コーヒーでもビールでものんびりと飲みにいきましょうね。
# by cafestyle19 | 2012-09-11 11:08 | 日々のあわ

主に2005年12月から2006年5月までの約半年の間に、世界各国の人たちとの出会いとNZの山々を歩いた旅日記です。


by cafestyle19